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足場は横に組むのか?縦に組むのか?なぜ歪まないのか?

field work

工事現場ふしぎ発見

工事現場は外の塀に覆われて中が見えにくくなっている。安全面や、防音などその役割は多い。
トラックの出入りの瞬間や、現場によっては一角だけ透明の窓のようにして中が覗けるようになっているところもあるけれど、どちらにしても、そこに立ち止まって繁々と中を見るのはかなり勇気がいる。というか、かなり不審で、ともすればクレーマーに見えてしまうことが懸念されるため、通りすがりにみるだけのことが多い。

足場の美しさに、しばしば心を奪われる。
縦横に均等に伸びた配管の直線感がたまらない。
ストライプ、縞模様は機能美のチャンピオンだと勝手に決めている。

休みの日の現場で、しかも高層ビルであれば覗かなくても見えているということに気づいたその日、写真を撮ってInstagramに疑問とともにアップした。自分で調べろよ!と言われてもいいくらいの疑問に、やさしく答えていただきました。

足場は横に組むのか?縦に組むのか?なぜ歪まないのか?

【回答】
足場は縦にも横にも組まれます。
足場が崩壊しない理由は躯体・構造物側に一定間隔にアンカーによって固定することが義務付けられているので崩れないようになっています。足場の高さが低く、敷地の制限等もなければ足場に対して外側に単管による *1控え(*2ヤラズ)を設置することで固定するすることができますが、材料費、効率性の面から発注者からの要望などがなければ構造物にアンカーを打ち込んで固定されることの方が一般的

福津組様、ありがとうございました。

*1 控え … 足場の倒壊防止の為に行う補強措置の総称
*2 ヤラズ … 足場が倒壊しないように地面から単管等で斜め方向にいれる突っ張り
クレーン車の本体の左右から伸びる「アウトリガー」がその役割に近い

きちっと組み付けていけば、歪まないということ。さすがです。

アウトリガー

工事現場ふしぎ発見!「ヤラズ」「控え」という言葉を知ったので、なにかの時に使おう!

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