UAV (Unmanned Aerial Vehicle)とは、人が搭乗しない飛行機、無人飛行機のことです。一般的にはドローン(Drone)と同じ意味で使われます。大まかには2つのタイプがあり、飛ぶルートを事前に計画して自動で飛ばす、自律操作タイプと、ラジコンのようにコントローラーを使って飛ばす、手動操作タイプがあります。
自律操作タイプは、設定されたプログラムによって、毎回同じルートで飛行できるので、定点観測のような使い方ができます。大きな範囲のうち、半分は今日、残りは明日というように分けても、飛ばした位置がわかっているので、飛行地点のモレやダブりを防ぐメリットがあります。
手動操作タイプは、障害物をよけたり、ゲートをくぐったり自由に飛行できます。人が立ち入ることができない危険な場所、被災地や倒壊したビルの調査、映画の撮影、プロモーション映像など様々な用途で活用されています。
どういう方法で撮影しているのか、意識しながらテレビや映画を見るのもおもしろそうです。
その他ドローンは、人手不足や、危険を伴う現場での課題解決の一つの手段として、樹木の伐採や発育状況を空撮映像で可視化するスマート林業や、橋梁点検などにも利用が広がってきています。天候に左右されたり、飛行できない場所もあるので、万能ではありません。そして、今のところ、人にしかできないこともあるので、互いに補完しながら進化中。
ますます利用が広がっていきそうです。
自分でも飛ばしてみたいな。でも、何を選べばいいんだろう?
トイドローン。ちょっと飛ばしてみたいと思ったら、室内向けであれば、3,000円前後から買うことができます。自分でリモコンのコントロールが必要で、すぐにバランスを崩して落下してしまうのが、おもしろくなくて、すぐに飽きてしまう可能性があります。(経験談)。
むしろ、安価なドローンは、上級者になってからの方が、おもしろいのかもしれません。
だいたいの価格帯でいうと、5,000円ぐらいになると、水平バランスを制御してくれる機能がつきはじめて、少し制御が楽になり、8,000円くらいになると、水平バランスだけでなく、高さを維持してくれる、ホバリング機能がつくので、制御がしやすくなります。
機種などによるので一概には言えませんが、電池のもちは3、4分といったところでしょうか。落ちる前に回収したい気持ちもあるので、落ちるまで飛ばしたことはありません。室内のあれこれを壊さないように注意する集中力もそれくらいが限界なので、初心者の私にはちょうどいいぐらいです。
ドローンにも、いろいろと難しいルールがある。自転車と一緒。
おもちゃのドローンといっても、たくさんの規制(守らなければならないこと、禁止されていること)があります。大切なことは、人を傷つけないこと。自転車も道路交通法でルールが決まっているように、ドローンも同じく航空法でルールが定められています。禁止事項だらけで、テンションは下がりますが、まずは室内で安全にステップアップするのも悪くない。
上達し始めると、有料の屋内練習場や、本格的な屋外練習場などもあるので、趣味の世界にとどまらずもっと先へ進む選択肢がたくさんあります。
ドローンについて、ちょっと心配事があります
気になったことは、リポバッテリー(リチウム電池)を使っていること。落下すると燃えるんじゃないかという心配。実際、落下して、発火することはあるようなので、くれぐれもご注意ください。
あー。厳しい規則、破壊、発火。楽しいの?ドローンって。
- なぜリチウム電池は燃えるの?
- どうすれば落下しないの?
- もっと上手にコントロールするためには?
- カメラをつけて録画はできるの?
- 鳥ってこんなふうに見えているの?
そんな疑問を解き明かし、解決していくことが楽しみなのかも。
ドローンの規則についてのニュース:2021年10月12日
国土交通省は、2022年6月20日からドローンの機体登録を義務化することを明らかにしました。これまで航空法による飛行規制の対象外だった小型タイプが含まれ、重さ100g以上の機体が対象になります。所有者は氏名や住所、機体情報を国への届け出。また、機体への登録番号表示も求められます。2021年12月20日からインターネット、書面で登録申請の受付が開始されます。
現在の航空法では、バッテリーを含む重さが200g以上の機体を対象に、人口集中地区や高度150m以上などの空域で、ドローンの飛行を規制しています。小型でも性能が向上し、飛行可能距離が延びていることが背景にあります。来年から、機体の登録義務化と、これまで200g以上だった規制対象が、100g以上に拡大されます。
コメント